Jul 21, 2016

ライフサイエンスとは生命を研究する学問のことです

ライフサイエンスとは生命を科学的に研究しようとする学問のことで、日本語では生命科学とも呼ばれます。昔から生物学や医学といった学問はありましたが、ライフサイエンスは工学、化学、物理学などの側面からも生命を分析しようとするのが特徴です。このような考え方は、1970年頃から一般に広まってきました。分子生物学の誕生によって、遺伝子がDNAという物質の集まりであることが証明されたことも、大きなきっかけと考えられます。

ライフサイエンスの成果のひとつにヒトゲノム計画があります。人間のすべての遺伝子を解析しようとするプロジェクトで、2003年に完結しています。人間のDNAには30億の塩基対があり、全部読み取るには膨大な手間が必要になります。こうした作業は、高性能なコンピューターの普及によって、初めて可能になったと言えます。このようにライフサイエンスは、医学や生理学とは直接の関係がない分野も含めた、学際的な協調が重要になります。

広い意味では栄養学や農学、さらに心理学や人文科学などもライフサイエンスに含めることができます。なかでも食の安全や健康の維持は一般人にも関心の高い分野であり、今後の研究成果に多くの期待が持たれています。高度化され細分化された情報を収集し、価値のある形に総合するには、インターネットをはじめとするITソリューションが大きな武器になります。医薬品の開発や臨床試験にも欠かせない技術のひとつと言えるでしょう。

2/4 ERPコンサルの知識は陳腐化するのか? [コンサルタントで働く] All About

医療機関のIT化による情報共有は、スムーズな意思の疎通を実現し、医療従事者にも患者にも多くのメリットをもたらします。また医薬品メーカーや介護施設など、関係機関との間でネットワークを構築することにより、より利用しやすく万全な医療体制を整備できます。さらに遠隔医療システムの実現にも、情報処理技術が重要な役割を果たします。このように医療ひとつを取ってみても、いまやライフサイエンスとITソリューションは切り離せない関係にあると言えます。